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日本の伝統素材や和小物の魅力を海外市場に伝えるため、キツタカは2025年8月5日(火)~8月11日(水)に台湾で開催された「台湾文博會」に出展しました。
今回は、展示会でのブースの様子や来場者の反応、特に注目を集めたアイテムなどをご紹介いたします。

台湾文博會は、台北で開催される台湾最大級の文化・デザインの展示会です。
人気キャラクターグッズや生活雑貨など、多彩なアイテムが集まります。台湾国内外から多くのバイヤーが来場し、リフォームやインテリア業界においても、日本製の素材や和小物の提案の参考になる展示会です。
今回の開催では、来場者総数が65万人、総取引額は13.5億台湾ドル(日本円で約66億円)に上りました。出展ブランドは650以上、ブース数は930以上で、日本、韓国、マレーシア、シンガポール、タイ、アメリカ、ポーランドなど10カ国から参加がありました。

キツタカのブースでは、ミニ畳や畳コースターをはじめ、組子ランプや招き猫、和紙クリアファイル、レザー盆栽、扇子など、こだわりの和小物を展示・販売しました。



さらに、来場者が楽しめる工夫として、段ボール製のカプセルトイも設置しました。
カプセルの中にはおみくじが入っており、運勢に応じてもらえる景品が変わる仕組みです。
景品としては、畳のランチョンマットや畳へりのペンケース、コースター、しおりなどを用意しました。
来場者に和の魅力を体験していただき、実際に商品に触れることができる展示にしました。

親日国である台湾では、日本製品が広く支持されており、キツタカのブースにも「日本製品とコラボレーションを検討したい」という声が多く寄せられました。
具体的には、プリントコースターを活用したオリジナルノベルティの共同制作を希望する企業や、美術館の商品バイヤー、日本製品を扱うセレクトショップなど、多彩な来場者が訪れました。
さらに、台湾では畳文化の認知度も高く、日本文化と台湾文化の親密さを感じる場面も多く見られました。会場は終日賑わいが絶えず、ブースに案内できない時間帯もあるほどでした。



キツタカで販売している「ミニ畳」は、近年の「推し活」にも活用できるアイテムとして注目を集めました。
好きなキャラクターと一緒に飾りたいという需要があり、中には複数枚購入される方もいらっしゃいました。
中でも特に人気が高かったのは「畳のコースター」です。
台湾は湿気が多く、タピオカなど冷たい飲み物を購入すると結露が生じるため、コースターの需要は非常に高いとのことです。
今回用意した600枚以上の畳コースターやプリントコースターは、ありがたいことに完売いたしました。
また、日本では畳といえば緑色のイメージがありますが、台湾ではアニメやドラマの作中で黄色の畳が描かれることが多く、黄色の畳が特に人気を集めました。

今回、台湾における日本製品の認知度の高さや、品質への注目度の高さを実感しました。
キツタカは、日本の伝統文化である畳や和の美しさを、現代の暮らしやニーズに合わせ、世界各国で愛されるアイテムとして浸透させるため、デザイン性の高い製品開発にも引き続き取り組み、リフォーム現場やインテリア提案で活用できる商品を提供してまいります。
今後も海外展示会や現地バイヤーとのネットワークを通じ、畳や和小物製品の海外展開を積極的に進めてまいります。