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「網戸がたるんできた」
「小さな穴があいて虫が入りそう」
「自分で張り替えたいけど、シワにならないか不安…」
そんな方に向けて、網戸をきれいに張り替えるための実践的なポイントをまとめました。
実は、網戸の張り替えは特別な技術がなくても可能です。
必要なのは、正しい順番と少しのコツだけ。1枚あたり30〜60分ほどで作業できます。
さらに、業者依頼をすると1枚4,000円~5,000円ほどの費用がかかりますが、DIYにすると約1,000円前後と、コストを抑えて張り替えができます。
この記事では、
・張り替えの基本手順
・仕上がりを左右するポイント
・ネットの選び方(メッシュ・素材)
・よくある失敗と対処法
網戸の張替えが初挑戦の方にもわかりやすく解説します。
まずは、網戸がどのような構造でできているのかを見ていきましょう。
アルミ製が一般的で、軽くて錆びにくいのが特徴です。
窓サッシのレールに合わせたサイズで作られており、メーカーや住宅によって微妙に作りが違うため、種類によって取り外し/取り付けの方法が異なります。
虫の侵入を防ぎながら風を通す部分です。
素材は主に以下のものがあります。
・ポリプロピレン製(一般的で価格も手頃)
・ポリエステル製(耐久性が高い)
・ステンレス製(金属製で丈夫)
・グラスファイバー製(強度があり劣化しにくい)
一般家庭ではポリプロピレン製が多く使われています。
網をフレームに固定するためのゴムです。
劣化すると網がたるんだり外れたりする原因になります。
古い網押さえゴムは再利用することができません。
専門業者では「ビート」と呼ばれています。
網戸の下部についている小さな車輪です。
戸車が経年劣化や衝撃により摩耗すると、網戸が重くなったり、ガタついたりして開け閉めしにくくなる原因となります。

網戸の耐用年数は約5〜10年。紫外線や雨風によって徐々に劣化します。
次のような症状があれば、張り替えのタイミングです。
網がたるんでいる
小さな穴や破れがある
色あせている
触るとパリパリしている
フレームが歪んでいない限り、多くの場合はDIYで対応できます。
フレーム自体が曲がっている状態だと、網だけを張り直しても、きれいに仕上がらない可能性がありますので、新しく交換することをおすすめします。
フレームが歪む原因としては、
・開け閉めの際に勢いよく閉めている
・ペットが網戸によく登る
こういった状態が続くと、アルミフレームに少しずつ負担がかかり、わずかな歪みが生じます。最初は気づきにくいものの、やがて「網戸がガタつく」「隙間ができる」といった不具合につながります。
もう一つ見落としがちなのが「戸車(とぐるま)」の劣化です。
戸車とは、網戸の下部についている小さな車輪のこと。この部品によって網戸はスムーズに左右へ動きます。左右に1つずつ付いているのが一般的ですが、長年使用していると、どちらか一方に負担が偏り、片側だけがすり減ってしまうことがあります。

作業前に道具を揃えましょう。
道具はすべてホームセンターで揃えることができます。
・網戸用ネット
・網押さえゴム
・網押さえローラー
・ブルーシート
・カッター
・マイナスドライバー
・クリップ(仮止め用)×4
最近ではセット販売されているホームセンターもあります。

意外と多い失敗が「サイズ違い」。
網押さえのゴムには太さがたくさんあります。
必要な網押さえのゴムの太さを知るには、張り替え予定の網戸の古い網押さえゴムの太さを定規で測ります。
古いゴムを少し切ってホームセンターへ持参し、同じ太さを購入するのが確実です。
同じサイズがない場合は、古い網押さえゴムよりも太いサイズを選ぶと失敗しにくいです。
メジャーで網戸の四辺を測って、長さの確認も行いましょう。
網戸の張り替えで見落とされがちなのが、ネット選びです。
用途に合っていないと「思ったより風が通らない」「虫が入る」といった不満につながります。

メッシュとは、1インチ(約2.54cm)あたりの網目の数のこと。
数字が大きいほど網目が細かくなります。
| 18メッシュ(標準) | 耐久性が高く、住宅でよく使われている。 コバエなどの小さな虫の侵入がある。 高層階の住宅におすすめ。 |
| 20メッシュ【おすすめ】 | 18メッシュと同様に小さな虫は侵入可能。 価格と機能性のバランスが良い。 風通しが良い一般的なタイプ。 |
| 24メッシュ | コバエなどの小さな虫の侵入を防ぎやすい。 自然が多い地域や一軒家におすすめ。 費用がやや高くなる。 |
| 32メッシュ | 防虫性が高く、外の景色が見えやすいので、お庭の景色を楽しみたい人におすすめ。 風通しは悪くなる。 耐久性がやや劣る。 費用がやや高くなる。 |
素材も最も一般的なポリプロピレン製、耐久性の強いグラスファイバー、破れにくいペット対応のものなど様々なものがあります。
住環境に合わせて選びましょう。
網戸の色は、主にブラック、グレー、ホワイトの3種類が主流です。
「色なんてどれも同じでは?」と思われがちですが、実は見え方や快適性に大きく関係します。
| メリット | デメリット | |
| ブラック | 景色をきれいに見たい人におすすめ。 ✔ まるで網がないかのような見え方で、外の景色がはっきり見える ✔ 室内から網が目立ちにくい ✔ 視界がクリア ✔ モダンな住宅と相性が良い | 夜間、室内の照明がついていると、外から室内が見えやすくなる点には注意が必要。 ✖ 室外から室内が見えやすい ✖ 汚れやホコリが目立つ場合がある |
| グレー | 見えにくさと明るさのバランスを重視する人におすすめ ✔ 室内が外から見えにくい ✔ 汚れ(ホコリ)が目立たない ✔ 室内からの視界も程よく確保できる ✔どんな家のサッシの色にも馴染みやすい | 景色のクリアさでは黒にやや劣る。 ✖ 黒よりも景色がややくすんで見える ✖ 網の存在感が多少ある |
| ホワイト | 明るい見た目が好きな人におすすめ。 ✔白は光を反射するため、日中に外から室内が見えにくい。 ✔優れた目隠し・防犯効果にも ✔ 白いサッシと相性が良い ✔ホコリが目立ちにくい ✔レースカーテンの代わりになる | 視界の自然さという点では、黒やグレーの方が優れている。 ✖ 景色が見えにくい ✖ 網が目立ちやすい ✖ 黒い汚れが目立ちやすい |
網戸の張り替えをご依頼いただく時、部分的に張り替える場合は、もともと使われていた色と同じカラーを選ばれる方が多い傾向があります。
これは、隣の網戸との色の違いが目立たないようにするためです。
一方で、1階すべての網戸を張り替える場合や、家全体の網戸をまとめて張り替える場合は、見た目の印象を考えて、お好みのカラーを選ばれるケースが増えます。
見え方や防犯性、汚れの目立ちにくさなども考慮しながら、ご自宅の環境や好みに合わせてカラーを選ぶことが大切です。

平らな場所で作業するのが基本です。汚れや傷防止のために、ブルーシートを下に敷いておきます。
プラスドライバーを使って、網戸の上部両サイドにある黒い(または白い)プラスチック部品(外れ止め)のネジをドライバーで緩め、下方向にスライドさせます。
このとき、ネジは最後取り付けの時に使う為、完全に外さないように注意してください。網戸本体を少し上に持ち上げて、取り外します。
網戸の外し方はメーカーによって取り付けがことなる場合がありますので、詳しくはメーカーの説明書を確認するとよいでしょう。

ドライバーでゴムを引き抜き、古い網を取り除きます。
網戸の枠を手で押さえながら外しましょう。
古い押さえゴムを外したら、歯ブラシを使って溝の汚れを取り除きます。


最初の位置決めが仕上がりを左右します。
網目がまっすぐになるように整えて、手前2箇所をクリップで留めたら、網を伸ばして、クリップで残りの奥2カ所を固定し、四隅にクリップがついた状態にします。
綺麗に固定ができたら、余分な網をカッターで切り離します。




ローラーを使い、網押さえゴムを引っ張りながら少しずつ押し込んでいきます。
一辺目ができたら、角は網をローラーの突起部分を使って引っ張りながら少しずつ押し込んでいきます。
二辺目まで張り終わったら、三辺目からは網を弛まないように気を付けながら作業していきます。
サッシ外側に向けて網を引っ張りピンと張らせつつ、網押さえゴムを引っ張って押し込みます。
この時、サッシ横から覗いて反対方向の端が網が弛んでないか確認しながら作業すると良いです。反対方向の端を触ってみて盛り上がりがあれば、網が弛んでいるのでさらに網を引っ張ってゴムを取り付けます。
力が強すぎると押し込んだゴムが外れてしまったり、網に穴が開いてしまうので適度な力加減で引っ張ってください。
余分な網をカットする前に、最終確認をしましょう。
四辺がピンと張れているか、側面を手で触って網の盛り上がりや網が詰まって歪んでいないか確認します。
もし網が弛んでいて失敗しても、網をカットする前ならまだ修正できます!
すでにカットしてしまった場合や網に穴が開いてしまった時は修正ができないので、一から張替する必要があります。
・角にしわが寄っている
・側面の網が弛んでいる
・網押さえゴムが浮く
網が歪んだまま張ってしまった時や、網を引っ張りすぎ/引っ張りが足りない時に、このような弛みや角しわの原因となります。
網押さえゴムが浮いている場合はゴムのサイズがサッシに合っていない状態となります。
網が弛んでいる場合のみ修正ができます。
外側に向かって網を引き上げて、網押さえゴムを浮かせます。
網押さえゴムが浮いたら、網を外側に向けて引っ張って網押さえゴムをローラーで押し込みます。
角も同様の方法で修正することができます。
ドライヤーで網を温めてから張ると、冷めた時にピンと張りやすいので力がない人でも修正が簡単にできます。網を温めすぎると網が痛んでしまうので注意しましょう。
ゴムの外側ギリギリを少し強めの力を入れてカット。
力が強すぎるとサッシに傷がつくので気を付けましょう。刃を寝かせるときれいに仕上がります。
網糸は手で簡単にとることができます。
高さが700㎜以上の大型サイズは特に難易度が高く、歪みやすく失敗しやすいので、プロにお願いしましょう。
更に大型サイズは網戸を置く十分なスペースを確保することが難しいという理由から、プロに依頼するケースが多いです。
畳のミカタの場合、小型サイズ(949㎜×700㎜以内)は2000円~、大型サイズは1本4000円~とリーズナブルに網交換ができます。網の種類もメッシュに応じてブラック・グレー・アイボリーのカラーバリエーションに加え、太陽の光を乱反射させ、外からは見えずらく、室内側からは外の景色がスッキリと見える銀黒マジックネットも選ぶことができます。
枠そのものを新品への交換や部品の交換が必要な場合があります。
枠交換が必要かどうか判断に迷う時は、畳のミカタでは、プロが無料で交換が必要かどうか調査するサービスもあります。
他にもプリーツ網戸やペット用網戸など自分では張り替えが難しい網戸も対応しています。
網戸の張り替えは、準備と順番さえ押さえれば決して難しい作業ではありません。
・ゴムのサイズ確認
・ネット選び
・短辺から固定
・均等に張る意識
この基本を守ることが何より大切です。
また、張り替えに適した時期のおすすめは春〜初夏。
窓を開ける季節の前や梅雨前、夏の虫対策前に網戸のメンテナンスをして、風通しの良い快適な住まいをつくりましょう。
住まいのことでお困りの際は、畳のミカタへ。
畳・襖・障子など和室まわりのご相談も承っております。
検討段階から、設置後のアフターフォローまで、すべてのフローにおいて、現場の担当者としっかり連携を取りながら進めますので、安心してお任せください。
住まいを整えるお手伝いをいたします。
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