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株式会社キツタカは、2024年8月30日~9月1日にタイ・バンコクで開催された「NIPPON HAKU BANGKOK 2024」に出展いたしました。
今回はその様子をまとめた展示会レポートをお伝えします。

NIPPON HAKUはその名の通り、日本の企業や自治体が出展しており、企業のみならず一般の方も来場が可能な展示会です。
2024年の来場者数は 3日間で118,104人、出展ブースは196社 にのぼりました。
会場内には旅行や留学支援、飲食などのブースがあり、即売もできるのが特徴です。
ライブのステージもあり、初日にはSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ)のSnowmanのメンバーもステージに登壇していました。
弊社は東京都中小企業振興公社様の支援をいただき、東京都のパビリオン内にブースを出展し、ミニ畳やコースター、ランチョンマット、畳縁などを展示・販売いたしました。
実際の会場には、社会科見学に来ているような学生さんや、コスプレをしている方、タイに住んでいらっしゃる日本人、日本食レストランを経営されている方なども含め、老若男女色んな方が来場されていました。
他にも日本のアニメが好きだったり、日本語が話せる方など…タイの方の中でも特に日本が好きな方がいらしている展示会だった為、畳について知っている方が数多くいらしていました。
展示品にはイ草の商品はなく、樹脂製の畳を使用したアイテムを展示しておりましたが、なるべく本物に近い畳を希望される方が多く、緑や黄色のようなイ草に近い色の畳が人気で早々に売り切れていきました。
日本では畳といえばイ草という前提がある上で、新しい素材としての樹脂や和紙製品の需要が高まっていますが、海外の方は日本の文化が好きだからこそ本物の畳を求めていらっしゃるのだということを強く感じた3日間でした。
他にもハンドメイドをされる方へ向けて畳の縁の販売も行いました。手ごろな価格だったこともあり、様々な方にご購入いただきました。
縁は国内で畳を製造するにあたって余ってしまったものを活用しアソートにしたため、各々熟考し気にいった柄を選ばれていました。中でも普段縫製をされているタイの女性の方がファッションに取り入れたいと言って購入してくださったのが印象に残っています。


他社様のブースを覗いてみると、体験型の催しをやっているところに人が集まっていました。
そこで、その場のアイディアではありますが、何か1つ購入してくださった方に書道5段のスタッフが好きな漢字を書いたコースターをプレゼントするという企画も行いました。
日本の文化である漢字はタイの方々にも人気で、この企画が目を引き多くの方が展示を見てくださり、漢字を書いてほしいから購入するという方もいらっしゃるほどでした。
過去の海外展示会も含めて感じたことは、その国の方々に畳や日本の文化への知識があるかどうかによって、何の商品を展開していくかを考えるべきだということです。また今後どのような国に展開していくかという点でも指標になると感じました。
キツタカはこれからも、海外展示会や現地バイヤーとのネットワークを通じて、畳や和文化製品の海外展開を積極的に進めてまいります。